自分の長所・短所を自覚した運転を心掛けることの必要性

自動車の運転には認知・判断・操作の各能力が重要とされ、事故を起こさないためにも自分の長所や短所をしっかりと自覚し、安全を心掛ける必要があります。教習所などで入所時に受ける適性検査がこれにあたり、自己の性格を分析する目的があります。教習所で実施している適性検査には数種類が存在し、警視庁K型と呼ばれる適性検査を採用している所が多く見られますが、詳細部分に違いが見られるものの大筋はほぼ同じものです。
適性検査では、技能面・精神面・社会性が判定され、それぞれの項目は更に詳細に分類されます。
技能面は状況判断力・動作の正確性・動作の俊敏さ・衝動抑止制についての判定が行われ、これらの項目からは危険察知能力や回避能力などが評価され、認知・判断・操作の全てに影響するため、非常に重要視されます。
精神面では神経質傾向・回帰性・感情高揚性・攻撃性・非協調性・自己顕示性について評価され、回帰性とは気分の変りやすさを意味しています。精神面の点数を全て合計したものが社会性の評価となり、社会人としてどの程度成熟しているかを読み取ることができます。
重要なのは技能面と精神面の判定結果を複合的に精査することで、例えば自己顕示性が強い場合、技能面が優秀でも事故を引き起こしてしまう可能性が高くなり、技能面の評価が全体的に低いものであったとしても、精神面の評価が高ければ重大事故を起こし難い傾向にあるとされています。
だからこそ、適性検査の結果を十分に精査し、自分の長所・短所を見極め、自覚することが必要になります。

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